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妊娠したら気にしたい7つのこと

保育園のマタハラはやっぱり実在する

保育園は子どもを育む重要な国策機関でもありますが、そんな現場でもとても残念なことにマタハラ:マタニティハラスメントが起こることがあります。

マタニティハラスメント(マタハラ)とは?

妊娠したことにより、不利益をこうむるような扱いを受けてしまうこと、です。
例えば、
『妊娠がわかって職位を降格される、部署を強制的に変えられる』
『退職を迫られる』
『仕事をさせてもらえない』
という内容のものがあります。
反対に、
『体調不良などの訴えを聞き入れず配慮をしない』
『重たいものを運ばせる等、体に負担のかかる作業を続けさせる』
『妊娠を軽んじるような、迷惑がるようなモラルに欠ける発言をする』
というものもあります。
保育園というのは人手が少ない場合が多いですから、仕事をさせてもらえないケースよりも、配慮が欲しい・負担が軽くなるように配置換えを訴えても聞き入れてもらえないというケースと、迷惑がるような発言をされるケースのほうが多いですね。

保育士のマタハラ実例1

・全体発表ははばかられるほどの妊娠初期(6週)だが妊娠は医院で確定し、早めにつわり症状が出て辛いので、自分が関わる一部の現場の保育士にはそっと懐妊報告をして欲しいという妊婦の希望があるのに、園長等、上の立場の人が正しく発表しない。
このケースでは『それでは、主任あたりの保育士数人に、○○さんが妊娠したかもしれなくて5週くらいかも、なんて感じで伝えますね』という返答でした。医院で妊娠が確定し、週数もわかっているのに、あたかも妊婦の「気のせい、気の持ちようで具合が悪いかもしれない」というふんわり不確かな感じで伝えようとしました。
これでは報告を聞いた他の保育士が、○○さんに大して良くない印象を持つ可能性が出てきます。忙しく人手が少ないのに、妊娠したかも知れなくて具合悪いかもしれない?と。

保育士のマタハラ実例2

・今までフリー保育士で、行事の大道具を準備したり、脚立に上って電球交換等もしていたが、お腹に力がかかる事やめまいなども気になるために、作業の配慮をして欲しいという希望を出した。だが一切聞き入れてもらえず、妊娠前と職務内容を変えない。
これは、妊婦がそれで大丈夫!と言うのならいいのです。ですが、本人が不安を感じ職場に配慮を求めているのに聞き入れないというのはマタハラにあたります。

保育士のマタハラ実例3

・つわりで調子が悪く、園長に訴えたら「つわりは病気じゃないから大丈夫!」と取り合ってもらえなかった。もう一度訴えると嫌な顔をされる。
・切迫流産になってしまい診断書を郵送で提出しようとしたら、本人が直接持ってくるように指示された。
・もう来年度の人事申請をしてしまったんだから、こんなギリギリに休職といわれても困る、自分で切迫流産の兆候とかわからないの?と怒られる。
・妊娠発表がされた直後から休憩室などで横になり休んでいると「狭いよね、妊婦様が場所取ってるからね」「そんなに眠いなら家にいたらいいのにね」等同じ空間にいるのに聞こえるように嫌味を言われる。
言葉のマタハラは実はけっこう女性からのものが多いです。上記のうち上3つは中年以降の女性からの言葉です。おそらく妊娠出産を経験していはずの女性からもこうしてマタハラをされてしまうこともあります。
一番下の『嫌味を言われる』というのは、主に未婚の保育士からの妬み等もあります。どうしても女の職場、うらやましがられたりねたまれたりというのは、切っても切り離せません。
婚期を逃したお局タイプの人がいるときも注意が必要です…(^^;)あまりにも酷い場合は上司や信頼できる人に相談して、ストレスを溜め込まないようにしたり、なにがしかの対応をしてもらいましょう。

保育士のマタハラ実例4

・辛いなら退職もあるからね、体が一番だから等、優しい言葉を使いながら早期の退職を促してくる、退職に追い込まれる。
・『うちの職場では産休の規定はあるけれど、前例は無い』『みんなその前に退職している』と言う。
これはそもそも労働基準法で禁止されている行為です。妊娠がわかってから雇用主はその労働者を解雇しては×です。そして、妊娠を理由に退職を迫ったり、そうせざるを得ないような状況にするのも違法です。
産休は妊婦が求めれば雇用主は与えなくちゃならないもので、法律で定められています。(育児休暇については無い職場もあるし、労働条件を満たさないと与えられないという職場はあります)
保育士はどうしても人手が不足しがちな職種、求められるのはありがたいですが、いざ自分が妊娠してママとして自分の体と赤ちゃんを守っていかなくちゃ!という場合には、しっかり知識をつけて不当な扱いを受けないようにしていきましょう。
そうすることで、あなた以降の世代の保育士も妊娠出産と仕事を両立しやすくなるんですから(^0^)

先に環境を整える方法も考えてもいい

今いる職場がどうにもマタハラ気味だ・・・!と感じて、先に人間関係の良い職場に転職しておくのも、自分と赤ちゃんを守る方法のひとつです。将来の保育士のことも考えてあげたいですが、まずは何よりも大事にすべきは自分です。
良い人間関係の環境というのは、困ったときには職員同士が配慮しあい、助け合ってもらえる環境です。
女性にとって働きやすい環境というのは、妊娠したら適切に配慮をしてもらえて、できるだけ長く働けて、小さな子どもがいても、持ちつ持たれつで続けることが出来る職場環境です。
そういう、保育士が働ける職場というのは少なくはありませんが、うまく出会えないでいる可能性も多いです。これから、結婚をして子どもを望んでいて・・・という保育士さんは、
「今の職場環境、体制、同僚や上司は、妊娠・出産に協力的だろうか?」
ということを考えておいたほうが良いかもしれませんね。
職場環境を変えてみるならこちらのページも参考にしてみてくださいね♪