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男性保育士さんの疑問・お悩み大集合!

男の先生は熱く静かに叱る

私は、男性保育士がクラスの子供をたしなめたり注意するのが、とても上手だと思っています。たまたまなのかもしれませんが、今まで見てきた男性保育士(女性の保育士より数は少ないですが)が皆すごく『お叱り上手』だったんです。
女性の保育士さんだと、子供への注意・叱るというのは経験や年齢を一切問わず『わぁ、上手だなぁ』と思える人もいれば『そんなに怒鳴り散らさなくても・・・』と耳をふさぎたくなる場面を見かけることもありました。
この差はなんだろうと思いましたし、考えていくとやっぱり、この部分は男性保育士がすごく有利なんだと感じました。
その理由をいくつか紹介しますね!

理由1:冷静さを保てる

大人しく叱られる子どもばかりではありません。時には大人を馬鹿にし、聞く耳を持たない反応を示す子供だっています。どんなに子供が好きで就いた保育士という職業ですが、従事している先生が皆菩薩のように寛大というわけではありませんよね。
普段は寛大でも『仏の顔も三度まで』なんてことわざがあるように、あまりに子供がかわいげの無い反応を繰り返せば、保育士だって堪忍袋の緒が切れることだってあります(汗)
そういう時、女性は感情的になりやすい欠点があります。ヒステリー気味になったり、叱る方向性を見失いがちです。
例えば、触ってはいけないものを、先に何度も言って聞かせていたのに触って壊してしまった子供がいたとして、最初は『壊してしまったことや先にしていた忠告を何故心に留めておかなかったのか』という事について叱っていたはずなのに…
子どもが全然話を聞かない&嘘をついてごまかしその場を切り抜けようなどをすれば、たちまち『私の話をふざけて聞かない!馬鹿にされた!』とそっちに気が行ってしまい、お叱りモードからお怒りモードに変わってしまうんです。
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こうなると、自身を馬鹿にされたという怒りが先行して、本来言いたかった事を忘れたり後に回して、感情的に怒ってしまいます。
叱ることと怒ることの決定的な違いは『前者は相手の間違いを正すために説くこと・後者は自分が気に入らなかった不満が爆発すること』です。
爆発をぶつけられても子供は理解が困難です。その結果、大きな声での怒鳴りつけに繋がったりし、恐ろしい形相で子供が泣くまで理詰めで責めて屈服させてしまうなど、対応が行き過ぎてしまうことが起こります。
その点、男性は自分の話をちゃんと子供が聞かなかったり、嘘をついてごまかそうとされても、カチンとはきますが理性でその怒りを抑えることが出来ます。子供に比べて自分が身体も声も大きく、力も強い存在だとしっかり認識できているからです。
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大人の男性である自分が本気を出しては、同じ土俵で何かを比べるのはあまりにも力の差がありすぎるとわかっているから、自分を抑える事が出来ます。
そして、状況整理も上手ですから、「それはどうしてそう思った?」「なんでそう思った?」と、子供にじっくり考えさせ、自分で答えを見つけるまで辛抱強く待てるんです。
言葉で外から押し付けられた理由よりも、自分の心の中から浮かび上がった理由のほうが、子供が理解しやすいのは明確ですよね?
自分でしっかりと考える力を養っていかなくてはならない年中・年長児には、男性保育士まらではのアプローチがとっても活きる!と私は思います。

理由2:低い声はずしんと心に響く

どんなに地声が高いなんていっても、一般的には女性よりも男性のほうが声は低いものです。そして、子供は低い音や低い声に対して、無意識に『畏怖』を感じます。
『畏怖(いふ)』というのは、恐れると同時に尊敬することを表す言葉です。信頼して慕っているけれど、ここぞという時には恐れる存在。まさに、父親の役割を表しています。
信頼関係が築かれている男性保育士に、低い声で『ちゃんと自分で考えてごらん?』と目をじっと見つめられれば、畏怖の念に駆られて、話を聞かずに小馬鹿にする子はいません。
普段は安心感を与えてくれている先生が、静かにじっくりと、でも今ボク叱られている・・・というのが、しっかりと伝わるからです。
なので、大きな声を出す必要も無いというわけです。叱り方としてもスマートですし、子供に対しても非常に効果的です。