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寝かしつけに『背中ボスボス』?子どもの入眠のクセを見つけよう!

実習に行った事のある方、最初に子どもの寝かしつけを見たとき、ビックリしませんでしたか??
抱っこしてゆったりゆすったりという寝かしつけもモチロンありますが、うつぶせになる乳児の背中を、それなりのつよさでボスボスとリズミカルに叩く寝かしつけが、非常に保育の現場で一般的になっていることに・・・!
一部では「背中ボスボス」と呼ばれてる、寝かしつけの一種なんです。

リズミカルな体のゆれは、眠気を誘う。

f分の1のゆらぎという言葉があります。
車に乗っていて、振動によってウトウト眠たくなることがありませんか?不思議なことに、全身を一定の間隔で揺さぶられるような動きは、眠気を強く誘うんです。
子どもの寝かしつけによく利用され、一番最初に書いたように、抱っこしてゆったりと大人が歩き回るというのもアリ、うつぶせになった乳児を、肩甲骨の辺りをボスボスと音が鳴るように優しく叩くというのも保育士の中では常識です。
もちろん、それがすべての子どもの寝かしつけに当てはまるわけでもなく、子どもそれぞれに「こうされると寝ちゃう!」というクセがあるものです。
保育士はこのクセを見極めて、その子それぞれに当てはまるクセを利用して、上手に寝かしつけをしているんですね。
代表的な、「寝かしつけのクセ」を紹介したいと思います。

寝かしつけに効果的な5つの行動

背中ボスボス

3歳以下の乳児に効果的な方法です。
子どもをうつぶせに寝かせ、背面を叩きます。手を少しおわん方のように丸め、ボス、ボス、という感じで叩きます。
叩く場所は、お尻よりは上、肩甲骨の辺りで、体の真ん中よりは、右か左か少しずらした部分がいいです。
叩いた衝撃が逃げていくような感じでやってみます。
注意点は、子どもが寝た後は、仰向けに寝かせなおしてあげることです。
うつ伏せ寝は、乳幼児突然死症候群の発症要素のひとつとも言われているからです。

前髪をなでおろす

優しくおでこを下に向かって撫でてあげる方法です。
子どもはどうしても眠りに落ちる間際まで興味の赴くままに視線を走らせてしまいます。
そして、なにか興味を引くものを見つけたらそこで眠気を冴えさせてしまうことだってあるんです。
ウトウト・・・としてきたら、子どもが目をつぶるように、前髪を撫でて下に下ろすような感じで、目をつぶるきっかけを与え続けると、眠気に負けてそのまま眠ることが多いです。
同じような感じで、眉間を指でなぞるというのもありますよ。

足をさする

太ももやふくらはぎを、マッサージやエステのようにさすられるとウトウトするというタイプの子もいます。
両足を、両手で、少し力を入れて軽くこするようにして撫でると、気持ち良さそうにしてくれます。
このタイプの子は、経験上背中ボスボスを全く受け入れないという事もわりと多かったです。

足の裏を揉む

足さすりタイプと似ていますが、こちらはリフレクソロジーのように、足の裏をしっかりめに揉むと気持ちよさそうにするタイプ。
ウトウト気持ち良さそうにしてくれるから、ついつい力を入れすぎてしまわないように気をつけたいものです。
また、爪が伸びていると痛がって嫌がることもあるので、自分の他の爪の長さは気にしておいたほうが良さそうです。

体の一部をくっつけて添い寝をする、寝たふりを見せる

背中ボスボスや、前髪なでなでと並行して行うことが多いですね。
軽く手を握ってあげたり、体の上に重たくならない程度に手を置いてあげたりすると、安心してウトウトしてくれる子も多いです。
また保育士には難しいかもしれませんが、子の母親がよくやる行為として、おでことおでこをくっつけて目をつぶったりもいいですね。
保育園の先生がやるにはちょっとハードルが高いかもしれませんが、ともあれ一緒に身体を横にして、目をつぶった姿を見せるというのは、つられて寝てくれる可能性が高いです。
好奇心が旺盛なタイプの子は、大人が起きていると遊んでもらいたくなったりかまってもらいたくなって、目が冴えてしまう子もいます。
そういう子に、大人が目をつぶってスースー寝息を立てると、「あ、もう寝なくちゃならないんだな」と考えさせる良いきっかけになるんです。
いかがでしたか?新学年が始まり、これから子ども達と絆を深めていくという段階の時期には、お昼寝の寝かしつけというのは担任の頭を悩ませるもののひとつですね。
できるだけ早くその子それぞれの寝かしつけのクセを見つけて、スムーズに寝かしつけが出来ると良いですね!