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私の保育士時代(経験談・コラム)

転職先はパチンコ屋の託児室【保育士実録経験談】

乳児保育園を退職して、翌日から、某会社に再就職しました。
ここでは、本館と別に建てられた小さなワンルームの建物の中で、本館を利用するお客さんの子どもを預かるという仕事でした。

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託児室に配置される保育士は一人。


初めての一人保育でした。
利用可能年齢は、首が座った赤ちゃんから、小学6年生まで。
一人で預かるので、個々の保育士の裁量で受け入れ人数を決めて良い事になっており、自分で見きれない人数になる前に「満室」という札を下げて予約待ちしてもらうというシステムで。
朝一番で0歳児が2名来ると、安全に子どもを保育するため、もう「満室状態」にします。
動きの大きな小学生も同室になるので、ぶつかったり転ばせたり、赤ちゃんに危険が及ぶ要素は出来るだけ避けたいからです。
今まで乳児保育園で働いていたので、赤ちゃんを連れてくる利用者からは懇意にしていただきました。
入室時に前回ミルクを飲んだ時間、次までの時間の間隔、飲ませる量を聞くのですが、ほぼ連日来る常連さんには

 

「毎日見てもらってるし、時間も量も任せるわ!」




と笑って言っていただいたのがとても嬉しく、やりがいでした。
この職場で大変だったことと勉強になったこと、それは
「管理されていない子どもも受け入れなくてはならないこと」でした。
保育園に通っている子どもは、まず集団行動に慣れてますし、その場その場のルールを守るという事にもけっこう慣れています。
ここでは兄弟連れでどっと押し寄せることも珍しくなく、最大30名程を一人で見ていました。
そんな託児室に、日ごろ保育園や幼稚園に通っていない子どもがやってくると、まず人見知りもあり数時間泣きっぱなし、しまいには泣きすぎて吐くなんていうこともありました。
保育園では、毎日同じ子ども達と同じ先生とが関わり合いますよね。
託児室は常連さんもいますけど、初めての人・久しぶりの人、様々です。
なので私も子供や親の名前を覚えるのも最初は一苦労でした。でも保育園とは違った刺激的な環境でした。
また、託児室なので
保育園には不可欠だった「月案」などの書類は無く、自由に子どもを見ることができました。小学生とは、先生ではなく友達のような感じで関われましたし、お年頃ゆえの悩みを聞いたり、流行りのゲームの話をしたり・・・。
親は、良くも悪くもクセのある人が多かったです笑(パチンコ屋さんですしね)
中にはネグレクトを受けているような子もいて、夏にはベランダでみんなで水遊びをしながら、その子の体を洗ってあげたりもしました。
世話焼きな小学生高学年の子も多くて、常連の子は、率先して小さな子の食事介助をやりたいと言ってくれたり、小さな子と遊んでくれたり。
乳児保育では、世話してる対象は赤ちゃんなので、子どもになにか手伝ってもらうなんてできませんから、これは大きな違いでしたし、異年齢保育の面白さを知った瞬間でもありました。
民間の託児室では、柔軟な姿勢で子どもを見ていくということが学べました。
より、家庭保育に近いというか、複数の保育士で計画を立てて保育をする保育園では決して出来なかった経験です。