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実践ほいくのコツ、実例集

子どもが好きな鬼ごっこのありかた

子どもが好きな遊びの一つに「鬼ごっこ」があります。
園だけでなく、地域で様々にバージョンが変わったり、大きな子ども達だと自分たちで新しくルールを変えたりして作って楽しんでいます。例えば私はちょっと前には「妖怪キャッチ」と呼ばれる鬼ごっこを見かけました(笑)

妖怪側と逃げる側に分かれ、妖怪が逃げる側を捕まえると、捕まった子も妖怪側となり(加わる)、逃げる側を捕まえていく。
最後の一人が残るとゲーム終了。
中身は普通の鬼ごっこなんですが、名前が変わることでブームになってます(笑)

そういえば年中・年長になると自然とやっている印象の鬼ごっこ。
もちろん、赤ちゃんのうちは知りません。
子どもと鬼ごっことの出会いは、どこから始まるのでしょうか?

鬼ごっこの原点は、「まてまて」遊びから

あんよが始まったばかりの子どもが好きな遊びに、「まてまて遊び」というのがあります。
その名のとおり、一定距離「まてまて~!」と声をかけながら子どもを追いかけ、後ろからぎゅっと抱きしめる、また離し、「まてまて~!」と追いかける、というものです。
追いかけられるのが面白いのか、子どもはキャッキャと声を上げて喜びます。
そのうち、反対に保育士を追いかけて捕まえ、スキンシップをしたがる子が出てきます。
もうすこし月齢が進み2歳半頃からは「むっくりくまさん」「あぶくたった」などという歌遊びが楽しめるようにあります。

むっくりくまさん

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むっくりくまさんのやりかた
・保育士が「くま」役になりしゃがみ、顔を隠す
・その周りを、子どもが輪になって手をつなぎ回りながら歌を歌う。 (最初のうちは、この輪の中にも大人が入り、一緒に行う)
・歌い終わったら、「くま」役の保育士が立ち上がり、子どもを
 わーっと追いかける

このスキンシップの楽しさを知る「まてまて遊び」や「むっくりくまさん」、「あぶくたった」等が、鬼ごっこの原点と言えるのかな、と思います。

最初は簡単なルールから

体を動かしながら、ルールを把握し続けるというのは、小さな子どもにとってはけっこう難しいことだったりします。
ご存知のとおり、鬼ごっこといっても色々なルールのものがあり、

色おに

(鬼が言った色のものに触れて、タッチを逃れる)

氷おに・ロウソクおに・どろけい

(捕まった人は指定のスペースに連れて行かれる。まだ捕まっていない人が、捕まった人にタッチをするとまた逃げることができる)
その中でも、氷おにはタッチされると「固まる」ロウソクおには両手を上にあげて手のひらを合わせロウソクのポーズで固まる、どろけいは特に固まらないが、仲間のどろぼう役(逃げる側)にタッチしてもらえるまで牢屋スペースの中から出られない

というように、細分化されています。
これを楽しめるのは幼児クラスになって鬼ごっこに慣れてきてからです。
最初に始める鬼ごっこは、「鬼は少なめに、タッチしたら鬼役交代」など出来るだけシンプルなものがいいでしょう。

鬼ごっこをさせるときの留意点

興奮すると、どんどん周りが見えなくなってくるのが子どもです。
その結果、鬼に気を取られ前を見ていなかったために、トップスピードで子ども同士衝突してしまい、ケガや事故に繋がることも少なくありません。
子どもの動きを目で追い、前を見ずに走っている子どもには「○○ちゃん!!前見て走って!!」と、こまめに声をかけ子どもに意識してもらうことが大切です。
また、興奮する前に、鬼ごっこを始める前に皆を座らせて落ち着かせた状況で「お友達や、物にぶつからないように、前を見て走ること」と伝えておくのもいいでしょう。
鬼ごっこは全身をたくさん動かせる大事な遊びです。ルールをしっかり教えて安全を確保して、たくさん遊ばせてあげてくださいね!