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長く働きやすくなるコツ

分担・分業を忘れないように

保育の現場は、様々な立場の大人により回っています。
園長・副園長・主任・担任・フリー・延長保育士・用務員・・・
園により、規模により多少は変わると思いますが、一致団結して一緒に同じことをすすめる時と、個別の役割をきっちり
果たすとき、両方が日常的にあり、どちらも欠かせません。
ちなみに、一致団結して同じことをすすめる時の代表的な例は、

・園児に野菜栽培をさせる畑の整備
・運動会の練習のため、園庭にトラックを引く
・プール開きの準備
・行事のための大掛かりな準備(生活発表会の書き割り作りなど)

などです。
できるだけ全員が参加し、残業にならないように力を合わせます。
そして、個別の役割を果たすというところで代表的なものが
・クラス担任と、補助(フリー)・加配保育士による分業です。

分担・分業の代表例~複数担任制の乳児クラス~

頭の中で情景を想像しながら読んでみてくださね。
例えば、これから子供たちの給食が始まるとします。
園庭で遊んでいた子ども達を保育室へ誘導します。
この時、先頭はこの日のリーダー役担任が、列の最後はサブ役担任がついて子どもを保育室へと連れて行きます。
泣きぐずったり、歩くのが遅めの子を拾うようにしてフォローしていくのは補助の保育士です。
保育室に入ったあとの子どもたちの生活の流れは
「おむつ交換→手洗い→着席→食事スタート→食べ終わるとトイレ→着替え→お布団でお昼寝」です。
保育士の動きは「おむつ交換→手洗い→着席→食事スタート→同時進行で布団敷き」です。
おむつ交換では、最初はリーダー・サブ・補助が一斉に子どものおむつ替えをします。
子どもが10名いたとしたら、5名程終わったところで、リーダーがオムツ換えの済んだ子を手洗い場へ誘導し手洗いさせます。
サブ保育士は7~8名の子がおむつ替えを終えた辺りで、
今度は手洗いを終えた子が手を拭くタオル掛けの前に配し、子どもが手を拭くのを声をかけながら補助します。
補助保育士残りの子のおむつ替えを済ませ、手洗い場へ誘導したあと、サブ保育士の声かけによって手を拭き終えた子をテーブルへ誘導します。
リーダーは7名ほどの子の手洗いについたあと、サブにその場所を託し、給食の配膳準備(コップに牛乳を注いだり・アレルギー児の除去食の確認と配膳)を始めます。
サブ手洗い場でリーダーと補助に託された残りの子の手洗い補助につきます。
その間、補助保育士はタオル掛けの場所とテーブルを行ったり来たりして、手を拭く子を見守り、テーブルへ誘導するのを繰り返し、手洗い場の子どもが残り1~2名になった時点で、サブをその場所から離れさせ、最後の1~2名の手洗い補助と、手拭きと、テーブル誘導までをします。
その頃、配膳準備が終わるので、リーダーとサブで一緒に子どもへ給食を配膳します。
アレルギー児の除去食については、このタイミングでサブ担任もしっかりと確認し、ダブルチェック体制を取ります。
リーダーは、子どもに食べ方を見せる役割・声をかけ励まし褒める役割がありますので、子どもと同時に頂きますのご挨拶をして一緒に食べ始めます。
サブはまだ定位置に座ることはせず、子どもの握るスプーンやフォークの位置を直したり、動き回って食器のズレを直してあげたり、一度に口に詰め込みすぎないよう声かけなどして全体を見守ります。
その間に、補助保育士が布団を敷きます。
布団を敷き終わったら、補助保育士もテーブルへつき、サブもテーブルにつきやっとここで座り、介助をしつつ一緒に食事をとります。
ありふれた園生活のひとコマですが、こんなにも連携プレイがなされています。全体の子どもの流れを把握しながら、リーダー・サブ・補助が声をかけながら次の場面へ優先的に動くべき保育士を送っていくのです。
もし、周りがうまく見えておらず、手洗い場にずっと二人保育士がいたらどうでしょう、手を洗い終えた子が、テーブルの方へ向かわずウロウロしてしまうかもしれません。
タオル掛けのところにも大人が一人いないと、床が落ちた水滴で濡れていたりして、滑って転倒するなどの危険もあります。
子どもを次の場面に送ったのに、保育士も送っていなかったらどうなるでしょう?
スムーズに席につかない幼い子どもが、違うスペースにたまってしまい、押し合いやケンカなどにも繋がることがあります。
リーダーの保育士ががいつまでも動きの先頭に立てずにいたら、配膳が遅くなり子どもを待たせてしまいます。
乳児は、給食の時間の前に体力が尽きてしまい、眠くなってしまっていることが本当によくあります。
なので少しでも待たせて眠くなり機嫌が悪くなると、泣けてしまったり寝落ちしてしまったりして給食を十分な量を食べられないこともあります。 園生活が少しでも快適にスムーズに、そして子どもの良い発育の為に、保育士の連携プレイはとってもとっても重要です!

あなたが、どの立ち位置の保育士として働くかはわかりませんが、
「動きがかぶらないようにする(人数によるのでそこも様子を見ながら)」
「指示に迷えばすぐに聞いて疎通をし合う」
を忘れないようにして、どんな職場でもスムーズに働けますように♪