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実践ほいくのコツ、実例集

魔の2歳児!イヤイヤ期に保育士ならこう対処する!

「魔の2歳児」あなたは聞いたことがありますか?

育児の最初の難関!『第一次反抗期』

ちょうど2歳前後辺り、人間の発達段階でいう「第一次反抗期」を迎える子が多いです。

この服着たくない!!
これ食べたくない!!
片付けたくない!!
おまるに座りたくない!!
というかオムツ替えられたくない!
歯ミガキやだー!!
寝たくない、布団に入りたくない!!
イヤイヤ、イヤーーー!!

憂鬱な気持ち
朝から晩までイヤイヤ、なんでもイヤイヤ。「イヤイヤ期」とも呼ばれてますね。

保護者の頭を悩ませる、育児において有名すぎる、大きな大きな試練です。

保護者も頭を抱えますが、お母さん、あなただけじゃないです。

エリー

保育士も頭抱えてますから(笑)

さて、子どもの自主性に任せていったとして、そんなイヤイヤ期、全部手をつけられずに放置したらどうなるでしょう?

あなたの子どもは(もしくは担任しているクラスの子は)、

服も着ず、すっぽんぽんで室内を歩き回り、
給食に一口も手をつけず、遊んだおもちゃは散らかり放題。

おしっこもうんちもオムツや床にしちゃって、出たと教えてくれない、
生えてきたかわいい乳歯も虫歯だらけ、
夜も(お昼寝も)ギャーギャー、寝てくれない・・・

がっくりするお母さん
こんな風になるお母さんも多いですね…。

うーん、ゆくゆくは風邪引くか、歯が一本もなくなるか、衛生観念がなくなるか(笑)

ちなみに、「水分で服やオムツが、体がぬれた」=「不快」という気持ちは、本能ではなく社会的欲求なんです。

夏の暑い日、おしぼりで首筋を拭くのって、不快じゃないですよね?

だから子ども自身が「オムツがぬれた→恥ずかしい、気持ちが悪い」という意識を持ってくれないと、そこで「オムツを替えよう」という必要性を感じなくなっちゃいます。

エリー

オムツかぶれ放題です。それじゃ困る(笑)

おむつに限らずなんですが、ひとまずイヤイヤ期の流れに全て身を任せてしまうのは避けましょう。健康に害が出てしまいます…!

イヤイヤ期、どう対処する?

子どもに選ばせることが大事!

じゃあどうしたらよいか?

子どものイヤイヤ期は親や保育士にとっては確かに大変なもの。ですが「自我の芽生え」の非常に大切なサインです。

「工夫をして、本人が納得して、しなくちゃならないことを進めていく」

これが基本姿勢になります。

エリー

無理強いは逆効果なので、辛抱強くやるしかないです…!

『イヤ』の原因は、『押し付けられるから』

自我の芽生えというとお堅い感じがしますが、大人のあなたは

おとなの人

「今日は、ちょっと明るい色の服が着たいな」

おとなの人

「トイレに行きたいけど、キリのいいところまでは本を読みたいな」

なんて、いろいろ考えながら行動していると思います。

自分がこうしたいと思う気持ち。これが自我です。

それを、

エリー

「今日は絶対にこのモノトーンの服を着なさい」

エリー

「今、たった今、すぐに、トイレに向かいなさい」

といわれたら、ちょっとイラっとしますよね?

更に子どもの例で、例えばですが、遊びたくて我慢してて、結果的におもらしをしてしまって

「ほら見なさい、言ったでしょう!」

なーんて言われると、

「わかってたけど、自分はこっちを優先したかったんだもの!ムキー!!」

という感じになり、号泣したりして怒りを爆発させてしまうのです。

『わたしは、ぼくは、こうしたい』という気持ちが子どもの中に初めて出てくるんです。

子ども本人はそれをいっしょうけんめい大切にしようとしますが、大人からすると「今まで言う事を聞いていたのに、思うように動かなくなった」と感じるんですよね。

これから、とある実例をあげます。

保育参観の懇談会で、イヤイヤ期のお子さんへ家庭ではどうしていますか?とたずねたところ、素敵な答えが返ってきたので紹介します。

2歳のお子さんの歯磨き嫌いを克服したママの工夫です。

歯磨き嫌いの子への工夫、ママのアイディアで大成功の例!

Fちゃんはもうそろそろ2歳という月例の女の子。

おうちではお母さんが小さくかわいい乳歯を気遣い、ジェル状のハミガキやキシリトールのタブレットのお菓子など用意し、工夫をしてきました。

ですが最近になり、今までは特に嫌がらず歯を磨かせてくれたFちゃんが、強く拒否するようになりました。

最初は心が痛みましたが、虫歯が心配で、ママが足も使いFちゃんを仰向けに押さえつけ、「いーち、にーい、さーん…」と、「10を数えるまで押さえ続け、歯を磨く」ということをやっていたそうです。

日に日にFちゃんは拒絶を強め、最終的には食後すぐに他の部屋へ走って逃げてしまうまでになりました。

一人で遊ぶ子ども
このままじゃだめだなぁとお母さんも悩み、そして思いついたのが、もっとFちゃんに色々と見せ、選ばせるというアイデアです。

Fちゃんと一緒にちょっと大きめのショッピングセンターへ行き、そこの雑貨屋さんで、かわいらしい雑貨や小物を見せ、楽しい気分でショッピングをしました。

エリー

おませなFちゃんはウキウキ!すっかりお姉さん気分だったそうですw

そしてキャラクターがついたかわいい歯ブラシを見せ、「どれがいい?」とFちゃんに選ばせました。

Fちゃんは、アンパンマンの歯ブラシを手に取り「これがいいの!」と選びました。

そして、買った歯ブラシの袋をFちゃんに持たせ帰宅しました。

Fちゃんは自分で選んだ歯ブラシが気に入りしばらく離さなかったそうです。

そして夕食が終わり、いつものように別室へ逃げたFちゃんの元へ、お母さんは「どれがいい?」と3本買ってきたアンパンマンの歯ブラシを差し出しました。

お母さんは、Fちゃんが欲しいといったアンパンマンの歯ブラシを、柄の部分の色違いで赤・青・黄と3色買っていたのでした。

するとFちゃんは「これ!」とそのうちのひとつを自分で指差して、選びました。

その日から、Fちゃんに「今日はどれがいい?」と毎回歯ブラシを選ばせるようにし、ハミガキを拒絶されることがなくなったという事でした。

子どもが、自分でしたいという気持ちを受け入れてもらえ、納得して、上手くいった好例だと思います。

魔の2歳児の正体=選択する気持ちが育った証

この記事の一番最初に「明るい服が着たいな」という自分の気持ちを無視され「モノトーンのこの服を着なさい」と言われたらイラっとしませんか?という文章を書きました。

単一の選択を押し付けられ「やるかやらないか」「1か0か」となると、どんどん意地も出てしまい絶対にイヤ!となりがちなもの。

いくつかの選択肢があると、自分の気持ちのベターを選べるので、行為にも納得できるんです。

2歳児には、こういう気持ちの発達が毎日着実に育ってきているのでいつまでも受身にひとつの選択を飲み続けるというのが難しくなってきます。

もし保育園で、おまるに座りたがらない子がいるなら私はこうしました。

おまるにキャラクターのシールを貼り付けて「アンパンマンのとドキンちゃんの、どっちがいい?」と。

エリー

「いや!」ではなく「それじゃあこっちかな?」という感じで応じてくれる可能性が上がります

もしそれも嫌だというなら、

「トイレに行くのに、○○くんは、歩いて行く?おんぶで行く?飛行機で行く~?」
なんて声をかけると
「(・・・飛行機?)・・・ひこーき」という感じで応じてくれたりします(笑)

親も保育者も根気が必要ですが、いろんな場面で「子ども自身に選択をさせる」というのを意識して、接してみてください。

イヤイヤ期の子どもへの対策に少しでも役立てば幸いです。

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